今やSNSは立派な情報収集の場。コロナ禍にあって、感染症専門家ら医療の高い見識を持つ方々からの発信が、知識のない我々にとって行動の判断材料にもなる。 だからこそ、感染拡大とともに心配なのが、「反ワクチン活動」の蔓延だ。それに熱心な医師や医療従事者、議員、インフルエンサーもいて、そこから「陰謀論」も混じったような情報が発せられている。 一時期の「接種部に金属がつく」「マイクロチップが入っている」「5Gに接続する体に」のような荒唐無稽な噂は多くの人が鼻で笑えるようになった。 だが、いまだ根強いのは「接種によって千人以上が亡くなった」というデマだ。厚労省の調査が元になってはいるものの、「接種後の死」と「接種が原因の死」を意図的に混同している。それが「実際はこの数十倍は死んだ」「本当の死者数が隠ぺいされている」に飛躍さえする。誰がそこまで危険だと認識させたいのか、「厚労省職員や政治家は打っていない
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