2013年04月24日00:53 カテゴリ解説コンピュータ将棋 第二回電王戦 三浦GPS戦を精一杯解説1/4 電王戦の三浦GPS戦は素晴らしく面白い対局だった。 自分の棋力が許す範囲になってしまうが、少しでも多くの人に面白さを感じてもらえるような解説にしたい。 序盤(仕掛けまで) この対局の戦型は「相矢倉」と言う。「矢倉は将棋の純文学」と言われるほど由緒正しい戦型であり 数多くの棋士が研究と実戦を積み上げ、様々な定跡が整備された。 そのため、初手からの解説となると果てしなく長く難しくなるので、ここではGPSが定跡から外れたところから解説をする。 右図、GPSの34手目△1四歩で本譜は定跡を離れた。 実はこの手、少し矢倉を勉強した事がある人にとってはとても違和感のある手なのである。 この将棋の解説からは少し離れる事になるが、このあとの進行を理解する上で大変重要なので 「矢倉の端歩」について少