家入一真さんが東京都知事選に立候補した時は身体中に電流が走った。 高齢者ばかりの候補者の中に、家入さんは彗星の如く登場した。常識として、若くても都知事選に立候補できることは知っていた。しかし、実際にそんなことをする人なんて未だかつて見たことが無い。常識が覆されて、私をはじめとした多くの若い世代は興奮した。あらゆるハードルが一気に下がった。それは一瞬の出来事だった。未来の扉が確実に開いた。 私はウルトラ興奮した。家入さんの放つメッセージは、「自分の人生を誰かによくしてもらったり楽しくしてもらおうとするんじゃなくって、自分たちの人生は自分たちでよくしたり楽しくしていこうよ」というものなのだと私は感じた。自分たちではコントロールできないものについてがやがや言うのではなく、自分たちでコントロールできるものについて語ったり実際に動かしていこうよ、と。こうしたメッセージに私は強く共感した。自分ではない
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