東証マザーズ上場で、乗り換え案内のサービスを手がける(株)駅探は、筆頭株主である(株)CEホールデイングス(HD)(病院向け電子カルテ大手、東証一部上場)から全取締役を解任し、新役員を求める株主提案を突き付けられた。プロキシーファイト(委任状争奪戦)に発展かと思われたが、6月29日の定時株主総会を前に、会社側は取締役選任議案を取り下げた。会社側は白旗を掲げ、城を明け渡したのである。なぜか!? 新社長にCEHD取締役・金田氏が就任 駅探は6月30日、関東財務局に臨時報告書を提出し、株主総会で議決権の行使結果を公表した。会社提案の第2号議案(取締役7名の件)は、直前になって取り下げられたため、議決権の集計はなかった。株主提案の第4号議案(取締役7名の件)に対する一括採決が行われ、賛成率79.61%で可決した。 総会後の取締役会で、CEHDの金田直之取締役事業戦略室長(58)が新社長に就任。20