妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんに障害が出るおそれのある風疹の患者は、今月中旬までに去年1年間の3倍を超えたことが分かりました。 専門家は「ピークはおそらくこれからなので、早くワクチンを接種してほしい」と呼びかけています。 熱や発疹などの出る風疹は、患者のせきやくしゃみを通じて広がり、妊娠中の女性が感染すると赤ちゃんの目や耳、それに心臓などに障害が出るおそれがあります。 国立感染症研究所によりますと、ことし全国で風疹と診断された患者は今月19日までで7540人で、5年前に今の方法で集計を始めて以降、最も大きな流行となった去年1年間の3倍を超えたことが分かりました。 患者のおよそ90%は成人で、男性では20代から40代、女性では20代が多くなっています。 1週間の患者数は571人で、都道府県別では、▽大阪府が132人と最も多く、▽次いで東京都が114人、▽兵庫県が70人、▽神奈川県が51人な