生活保護を受けている人は、ことし3月の時点で全国で216万人を超え、11か月連続で過去最多を更新したことが厚生労働省のまとめで分かりました。 厚生労働省によりますと、ことし3月に生活保護を受けた人は、全国で216万1053人で、これまでで最も多かった前の月よりも5835人増えて、11か月連続で過去最多を更新しました。 生活保護を受給している世帯も、前の月より3985世帯増えて157万8628世帯で、過去最多を更新しました。 世帯の内訳は、「高齢者世帯」が最も多く全体の45%を占めているほか、働くことができる世代を含む「その他の世帯」と、けがや病気などの「傷病者世帯」が、いずれも18%となっています。 厚生労働省は「年金だけでは暮らせない高齢者が増えているほか、雇用情勢は依然厳しく生活保護を受ける人が増え続けている」と分析しています。 厚生労働省は、「生活保護法」の改正案と、生活保護を受ける