急速に発達した低気圧の影響で8日、日本列島は広い範囲で強風を伴った雪が降り、平野部でもまとまった積雪となった。東京都心では20年ぶりに積雪が20センチを超えた。東日本では9日も雪が続く見通しで、気象庁は暴風雪や路面凍結、交通機関の遅れに注意するよう呼びかけている。 気象庁は8日午前、13年ぶりに東京23区に大雪警報を発表したほか、神奈川、千葉など各県に暴風雪や大雪警報を出した。 気象庁によると、8日午後7時現在の積雪は、長野県松本市49センチ▽甲府市40センチ▽前橋市26センチ▽千葉市22センチ▽東京都心22センチ▽横浜市16センチ▽仙台市14センチ。東京都心では、積雪が16センチだった1998年1月15日を超え、積雪23センチを記録した94年2月12日以来の大雪となった。 9日午後6時までの24時間降雪量は多い所で、関東北部の山沿い30センチ▽関東の平野部20センチ▽甲信15センチ――と