昨年の夏、私はロンドンに行ったのですが、最終日に訪れたせいか、テート・モダンは強く印象に残っています。 テート・モダンは、ロンドンのテムズ河を越えたところにある、現代アートを中心にコレクションしている美術館です。でも、上記の写真を見るとわかる通り、一見美術館には見えません。それもそのはず、テート・モダンはもともと「パンクサイド発電所」という建物だったものを、改築したものらしいのです。 テート・モダンは正面に立つとセント・ポール大聖堂が見えて、風通りも良くて気持ちのいいエリアなんですが、何でもこの辺りは長年、工場や倉庫が立ち並ぶロンドンの裏方的な存在だったといいます。治安もあまりよろしくなかったそうですが、テート・モダンの周辺は、以前に比べて改善されたと聞きます。 意味がわからなくても人を集める現代アート 日本だと直島とかがそれにあたるのかもしれませんが、さびれた工場街や島などに美術作品を持