本格的な導入期に入ったRPA市場 RPAとはRobotics Process Automationの略で、ソフトウェア上で自動操作を行うロボットにより、プロセスの自動化を実現する方法の総称です。2018年になり、この言葉が世の中に随分浸透してきたと感じています。2年前までは、言葉だけが先行するバズワードの雰囲気が漂っていましたが、政府が後押しする「働き方改革」を背景に、企業の人材不足を解消する強力なソリューションとして認識されるようになりました。 実際、日本でも多くのRPA導入事例が発表されており、RPAの市場規模は拡大し続けています。富士キメラ総研によると、国内RPA関連市場規模(※1)は2016年度の15億円から、2030年度には147億円と約10倍に達する見通しです。一方、世界のRPA市場(※2)は、2016年の2億7,100万ドル(日本円で約300億円)、2017年の4億4,300