ウクライナ国民は、自国通貨フリブナの為替レートを注意深く見守る。2008年に世界金融危機に見舞われた時は、40%の通貨切り下げが外貨で借り入れを行っていた家計に壊滅的な打撃を与えた。 それからというもの、基本的にドルにペッグ(固定)されているフリブナの相場安定は、経済と政治の安定に代わるものと見なされてきた。 だが、首都キエフの街頭で警察とデモ隊との間の暴力が激しさを増すにつれ、フリブナの下落はペースを早めている。 フリブナは22日に11日間連続で下落し、切り返す前に一時、2009年以来の安値を付けた。フリブナ相場は12月上旬から3%程度下落し、現在、1ドル=8.40フリブナ近辺で推移しており、この1年の下落率は4%になっている。 ドルペッグ制の防衛を優先してきたヤヌコビッチ政権だが・・・ 「状況はますます不安定になっており、より予想し難くなっている」とバークレイズ・キャピタルのエコノミス
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