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2014年7月30日のブックマーク (1件)

  • 証言者なき時代、戦争どう語る 城戸久枝×與那覇潤:朝日新聞デジタル

    先の戦争の終わりから、来年で70年。戦争体験者は減り、いずれ証言者がいない時代がやってくる。その時、戦争についての「語り」はどう変わるのだろうか。中国残留孤児だった自分の父の足跡をたどったノンフィクション作家・城戸久枝さんと、歴史学者・與那覇潤さんが語り合った。■兵士体験伝える、最後の10年 ――70年という年月の重みを、どうとらえますか。 與那覇 兵士になる体験をした、いわゆる戦中派の方々の経験を伝承する最後のチャンスが、これからの10年間になるかもしれません。兵隊として戦争に「行った」体験をした人が亡くなると、戦争が海の向こうから「やってきた」という被害者としての体験だけが残ることになります。 城戸 私は戦争体験者の方々から聞き取りをしていて、今年まとめるつもりです。終戦の前年、1944年に20歳で兵士として中国に行った方は、70年たって90歳になります。

    証言者なき時代、戦争どう語る 城戸久枝×與那覇潤:朝日新聞デジタル