奈良・巨勢山古墳群 巨勢山古墳群、11年春にも修復工事 奈良県御所市のゴルフ場運営会社「秋津原」が無許可工事で国史跡・巨勢山古墳群(5世紀中頃〜7世紀中頃)の一部を損壊した問題で、今後の対策などを協議する市教委の復旧委員会が30日、市役所で初会合を開き、来春にも修復工事を始める方針を決めた。 会合には、市職員5人のほか、ゴルフ場、工事を担当したコンサルタント会社から関係者6人が出席。市教委の倉本英孝事務局長が「国民の財産である文化財がこれ以上損なわれないために知恵を出し合いたい」と述べ、続く協議は非公開で行われた。 終了後、記者会見した倉本事務局長は、8月にも開く次回会合で防災・地滑りの専門家も交え、掘削された斜面(約5400平方メートル)の復旧方法を検討することを明らかにした。今後、崩落防止の擁壁や排水設備など、宅地造成等規制法に基づく技術的基準を満たした復旧案をまとめる。 また、ゴル
報道陣に公開された藤原宮朝堂院朝庭調査の現場。「塀」「建物」「門」のほか奥には大極殿院南門跡がうかがえる=1日午前、奈良県橿原市(竹川禎一郎撮影) 奈良県橿原市高殿町の藤原宮(694〜710年)跡で、天皇の即位儀礼「大嘗祭(だいじょうさい)」を挙行する仮設の宮「大嘗宮(だいじょうきゅう)」とみられる建物や塀の遺構が見つかり、奈良文化財研究所が1日、発表した。大嘗宮跡は平城宮跡(奈良市)で6例確認されているが、奈良時代より古い宮跡では初めて。奈文研は「大嘗宮とすれば最古かつ初期の事例で、極めて重要な資料だ」としている。 大嘗祭は天皇が即位後に最初に行う「新嘗祭(にいなめさい)」(神に新穀を供えて収穫を感謝する祭り)。日本書紀などから、大嘗祭の儀式は天武〜持統朝(673〜697年)に整備されたと推定される。藤原宮では文武天皇と元明天皇が即位し、大嘗祭を営んだことが続日本紀に記されており、今回の
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