ブックマーク / business.nikkei.com (21)

  • 「アベノマスク」は形見になるか

    アベノマスクが届いた。 ビニール製の透明な封筒に収納された2枚の布マスクは、それが話題にのぼってから実際に手元に届くまでのひと月あまりの間、私が頭の中で思い描いていた通りの姿で横たわっていた。すなわち、説教くさい上に恩着せがましい下賜品の外形を整えている一方で、その内実は見るからに貧相なブツだったということだ。 まだ封を切ってはいない。 当面、使用するつもりもない。 どこかに寄付する方途を検討してもいるのだが、なかなか決心がつかない。というのも、送り先次第では、かえって失礼に当たるのではなかろうかと、そこのところを心配しているからだ。つまり、ヒトサマに厄介払いを押し付けておいて、それを恩に着せようとする魂胆は、アベノマスクを私のところに送りつけてきた政府の態度と同断だからだ。でなくても、私が誠意のつもりで送付したマスクを、受け手がそのまま誠意として受け止めてくれるとは限らない。してみると、

    「アベノマスク」は形見になるか
    chuntanqui
    chuntanqui 2020/05/30
    マスクを送ってほしいと手を上げている団体のリスト誰かまとめてくれないかな
  • 12月3日を「日本語が死んだ日」に

    「桜を見る会」の名簿データが消去された話を聞いて、私は、一も二もなく 「データの一滴は血の一滴」 という言葉を思い浮かべた。 で、早速そのフレーズをタイプした勢いで原稿を書き始めた次第なのだが、冒頭の10ラインほどに到達したところで、 「ん? なんだかこのテキストは、むかし書いたおぼえがあるぞ」 ということに思い当たった。 原稿執筆中にデジャブに襲われるのは、実のところ、そんなに珍しいなりゆきではない。 たとえば、武者小路実篤先生の晩年の作品には、同じフレーズや描写が、かなりの頻度で登場する。 武者小路先生ご自身が、自分でわかっていて自己模倣をやらかしていたのか、それとも無意識のうちに同じ文章を繰り返し書く症状を獲得するに至っていたのかは、いまとなっては誰にもわからない。 ともあれ、ある程度年齢の行った書き手は、いつしか、昔書いたのと同じ文章を書いている自分自身に遭遇することになっている。

    12月3日を「日本語が死んだ日」に
    chuntanqui
    chuntanqui 2019/12/06
    こんな答弁を繰り返して発狂しないのが不思議だが、現実は逆で、適応した人間だけが生き残る蠱毒なんだよね。官僚も政治家も。
  • 女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」

    女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」
    chuntanqui
    chuntanqui 2019/07/10
    読む限りでは「ガラスのない地下室」なんだけど、一体何がガラスなの?
  • 「生涯未婚男性」が増えている本当の理由:日経ビジネスオンライン

    少子化の真因は、とりわけ男性で目立つ未婚率の上昇と、晩婚化だ。子育て支援策の不足だけではない。男女とも未婚率が増える一方、「再婚」夫婦が婚姻の4分の1を占める。原因を認識し、抜対策が必要だ。 (日経ビジネス2018年7月30日号より転載)

    「生涯未婚男性」が増えている本当の理由:日経ビジネスオンライン
    chuntanqui
    chuntanqui 2018/09/27
    Q. 筆者が考える「「生涯未婚男性」が増えている本当の理由」を100字でまとめよ
  • 「オフィスと社員はもう要らない」

    その「常識」は当に必要? 「あたりまえ」から踏み出して新しい発想を生む視点や思考の組み立て方、その実践方法について、スタートアップを支援する投資家、アクセラレーターとして活躍する孫泰蔵さんに聞いた。 (聞き手:日経BP社出版局編集第一部長・中川ヒロミ) 初回のテーマは、「オフィスと社員はもう要らない」。いきなり衝撃的ですが……。 孫泰蔵氏(以下、孫):大げさでなく、その通りだと考えています。この取材を受けている今日は2018年7月で、場所は僕が5年前に設立した会社、Mistletoe(ミスルトウ)が3年前に開設したオフィスですが、実は今月末にここのオフィスを完全閉鎖することを決めました。 ええ! Mistletoeのオフィスといえば、孫さんが支援するスタートアップ企業が集まる最先端のコワーキングスペースとしても知られていますが。広さもかなりありますよね。 孫:400坪ありますが、サッパリ

    「オフィスと社員はもう要らない」
    chuntanqui
    chuntanqui 2018/08/30
    現段階で言えるのは、「オフィスと社員を不要とするビジネスを(システム的に、能力的に)回せるようになれば、その方が収益性/満足度が高い」までであり、前提条件のハードルが極めて高い。無論意識すべき方向ではある
  • 昭恵夫人の証人喚問の前に安倍首相は辞任する

    3月27日(火曜日)に、国会で佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問が行われた。これによって森友文書改ざん問題の疑惑を一層強めてしまったと思う。 この日の佐川氏の表情を見ると、事前に戦略を練って証人喚問に臨んだように感じた。3月9日に辞任した時の顔とはまるで違うのだ。あの時は相当うろたえていた印象があるが、この日にはそういったところが全くない。むしろ、受け身より攻めの表情だった。 公文書改ざんの問題で、あの文書を、いつ、誰が、何の目的で改ざんしようとしたのか。その改ざんに、佐川氏はどの程度関わったのか。野党はそれらの点について質問したわけだが、佐川氏はいずれも「刑事訴追の恐れがあるので、ここでそのことを説明するわけにはいかない」と具体的な説明をしなかった。「刑事訴追」を隠れ蓑にして、肝心な点についての回答を避けたわけだ。 野党各党の中で、共産党の小池晃氏が非常に鋭い切り込みをしていた。彼だけは他の

    昭恵夫人の証人喚問の前に安倍首相は辞任する
    chuntanqui
    chuntanqui 2018/03/30
    上司の意に沿った嘘をつき通したご褒美を「論功行賞」と呼ぶの、センスを感じる
  • “シンギュラリティ信奉者”の翻意が難しい訳

    ここ数年で最も驚いた出来事について書く。筆者がまったく信じていないビジョンを信じている知人に相次いで会ったことだ。 2017年の末、30年近い付き合いの経営者と会した。数年ぶりに会ったため話が弾み、禁酒中を宣言していたにも関わらず相当飲んでしまい、気持ち良くなっていた時、いきなり質問された。 「谷島さん、シンギュラリティについてどう思いますか。人工知能が進化して世界が一変するという、あの話です」 調子に乗って楽しく話していたこともあって即答した。 「サイエンスフィクションとして楽しんでいる人に文句は言いませんが、気でそう主張する人がいて困惑します」 彼は頷き、数秒おいてゆっくりと言った。 「色々な人に聞いていますが私の周囲には谷島さんと同意見の人が多い。でも私はその日が来ると信じています」 勿論冗談ですよ、と言って笑うのではないかと相手の様子をうかがうと真顔である。しまったと思ったが後

    “シンギュラリティ信奉者”の翻意が難しい訳
    chuntanqui
    chuntanqui 2018/03/29
    何が制約なんだ光速なのか電子質量なのか、とちょっと期待して読み進めてしまった。がっかり。
  • 考え続けている。原子力発電は本当に危険か?

    考え続けている。原子力発電は本当に危険か?
    chuntanqui
    chuntanqui 2018/03/14
    危険云々ではなく、人類にはこの定量的な議論を定量的な政策に落とし込む能力がないのが問題で、これは10年100年で解決することはないと見ている
  • 2018年、いよいよ「給与増」が実現へ:人手不足は「高度成長期」に匹敵 磯山 友幸 2017年12月22日(金)日経ビジネスオンライン 

    年末年始の特別企画として、日経ビジネスオンラインの人気連載陣や記者に、それぞれの専門分野について2018年を予測してもらいました。はたして2018年はどんな年になるのでしょうか? (「2018年を読む」記事一覧はこちらから) 「3%」の賃上げを政府として求める 2018年は多くの人たちが「給与増」を実感する年になりそうだ。 経団連は2018年の春闘での経営側の指針「経営労働政策特別委員会報告」(経労委報告)に、月例賃金の3%引き上げを検討することを明記する方針だという。従来より一歩踏み込んで会員企業に賃上げを促す。賃上げによって「経済好循環」を実現したい安倍内閣の要請に経団連として応えることになる。 安倍晋三首相は、2017年10月26日に開いた「経済財政諮問会議」で、2018年の春闘について「3%の賃上げを実現するよう期待する」と述べ、政府として格的な賃上げを求める姿勢を鮮明にした。経

    2018年、いよいよ「給与増」が実現へ:人手不足は「高度成長期」に匹敵 磯山 友幸 2017年12月22日(金)日経ビジネスオンライン 
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/12/22
    1億人規模の国家、まだ人類には早すぎたのでは
  • モリカケ問題が沈静化しない理由:日経ビジネスオンライン

    岡山理科大学獣医学部の新設が、認可されることになった。 10月14日、林芳正文部科学大臣が、閣議のあとの記者会見で、学校法人「加計学園」の獣医学部について、文部科学省の大学設置審議会の答申を踏まえ、来年4月の開学を、正式に認可したことを明らかにしている(こちら)。 5月のはじめに、朝日新聞が「総理のご意向」などと記された文書の存在を報じて以来、およそ半年間くすぶり続けてきた問題に、一応の決着がついたカタチだ。 「一応の決着」という書き方をしたのは、手続き上は決着したように見えても、この結果に納得していない人たちがたくさんいるだろうと思ったからだ。 というよりも、納得していない側の陣営が大騒ぎしている中で、それでもなお一方的な形で手続き上の決着を急いだ政府の姿勢に驚いているからこそ、今回、私はこの話題を蒸し返すことを決意したわけで、加計学園問題は、これから先、認可の適正さの問題という当初の設

    モリカケ問題が沈静化しない理由:日経ビジネスオンライン
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/11/17
    もしまともな野党がいたらこの問題はどうなっていたのだろう、と妄想する。識者の意見を伺いたい。
  • ヤンキー先生が教えてくれる安倍政権の気持ち

    共謀罪の構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法は、ついさきほど(つまり6月15日の午前)の参院会議で、与党などの賛成多数をもって可決、成立した。 この法律の審議にともなうすったもんだや、成立の過程をめぐるあれやこれやについて、色々と書きたいことがないわけでもない。 だが、すでに言われ尽くしていることでもあれば、ほかの書き手がこれから繰り返すであろう内容と重複する話でもあると思うので、ただ一言「残念だ」と述べるにとどめておく。 何を書いたところで愚痴にしかならないこの話題については、当は、だからこそ根気良く延々と繰り言を並べ続けなければならないのかもしれない。実際それを実践している人たちもたくさんいるし、私は、その彼らの活動に敬意を抱いている。 とはいえ、私個人は、この件に関しては、心の底からうんざりしている。いまさら、ことあらためて、何らを言う気持ちにはなれな

    ヤンキー先生が教えてくれる安倍政権の気持ち
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/06/16
    学習性無気力からの大荒れ放言の回。しょうがないね。
  • 詳報:トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー

    AI人工知能)による産業構造の激変が始まった。 売り上げ規模など従来の序列は全く関係ない。対応できない既存勢力は没落する。強固なピラミッドを持つ自動車産業とて安泰ではない。AIによる自動運転の実用化が、激変の号砲となる。 5月10日にトヨタ自動車とAIによる自動運転で提携したのは、半導体世界シェア10位以下の米エヌビディア。自動車業界と半導体業界にとって、序列の崩壊を象徴する提携である。 エヌビディアは長らく、ゲーム用半導体というニッチ産業のプレーヤーの1社に過ぎなかった。まさに「知る人ぞ知る」存在だった同社は、AI時代の寵児になりつつある。 ただし、同社のAI用半導体メーカーとしての実力はいまだベールに包まれている。4月、日経ビジネスはメディアとして世界で初めて、米エヌビディアを密着取材した。 AIによる世界制覇の攻防──。特集第1回は、その主役の1社であるエヌビディアの実像を詳報する

    詳報:トヨタが頼った謎のAI半導体メーカー
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/05/22
    読んでいるこっちがいたたまれなくなってくる。恥ずかしい
  • 小泉進次郎氏らが激論!高齢者優遇は行き過ぎだ

    小泉進次郎氏らが激論!高齢者優遇は行き過ぎだ
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/05/11
    鉄砲玉としての地位を確立している。まだまだえらくなるだろうね
  • 「とりあえず生」が生んだビール業界の衰退

    「とりあえず生」が生んだビール業界の衰退
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/04/06
    力づくで作ったビジネスモデルなんだから、そりゃ時代が変われば衰退もするでしょう、と。 / 場末の飲食店だと「品質が保証されてる」酒が生くらいしかないことがある。まさに国民食。
  • 「3000万円ないと老後破産する」のウソ

    大江英樹(おおえ・ひでき)氏 経済コラムニスト。1952年、大阪府生まれ。大手証券会社で個人資産運用業務、企業年金制度のコンサルティングなどに従事。定年後の2012年にオフィス・リベルタス設立。写真:洞澤 佐智子 多くの人は定年後の生活に不安を持っています。私のセミナーで参加者に聞くと、多くの方が「老後は不安だ」とおっしゃいます。 ところが、よく考えてみるとこれは実に不思議な話です。なぜなら持っているお金の額は人によって違うからです。そう考えると、不安だと思う人もいれば、別に不安だと思っていないという人がいてもおかしくありません。にもかかわらず、誰もが一様に「老後が不安だ」と言うのは、いったいどういうわけなのでしょうか。 例えば50歳の時点で金融資産の保有額がほぼゼロという人はおよそ3割います(金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査」平成28年版より)。一般的な考えでは、定年退職

    「3000万円ないと老後破産する」のウソ
    chuntanqui
    chuntanqui 2017/03/10
    N=1
  • 蓮舫議員は別に好きじゃないが(小田嶋隆):日経ビジネスオンライン

    蓮舫議員の出自をめぐる話題が炎上している。 騒いでいる人たちは、彼女が「二重国籍」である可能性を疑っている。そして、彼女が二重国籍なのだとすると、それは国を代表する政治家としてふさわしくないと言い張っている。 「私は蓮舫議員の出自を問題視しているのではない。国籍に関する法的な処理の細部をあげつらおうとしているのでもない。ただ、公党の代表選に出馬する人間としての説明責任を問うているだけだ」 という感じの、より慎重な言い方で彼女の非を鳴らしている人々もいる。 個人的に、後者の主張は、卑怯な姿勢に感じられる。 実際には出自にツッコミを入れているにもかかわらず、表面上はあくまでも「政治家としての質問への答え方」を問題にしているかのようなポーズをとっているからだ。 出自や血統が気にわないのなら、思っている通りにそう言えば良い。 出自を持ち出すことに後ろめたさを感じるのであれば、はじめから何も言うべ

    蓮舫議員は別に好きじゃないが(小田嶋隆):日経ビジネスオンライン
    chuntanqui
    chuntanqui 2016/09/09
    珍しくえらく感情的な記事で吃驚
  • ボンカレー、広告宣伝費6割減でも売上増

    ボンカレー、広告宣伝費6割減でも売上増
    chuntanqui
    chuntanqui 2016/07/11
    YoutubeのPR記事にしか見えん。さすがにこんなナイーブな因果関係をボンカレー側が100%信じてるとは思えない
  • なぜ安倍さんは謝らないのか

    消費増税が再延期されることになった。 諸般の状況から見て、やむを得ない決断だったと思う。 私は首相の決断を支持する。 が、手続きというのか、持っていき方というのか、事情説明の方法というのか、ともかくこの半月ほどの間に起こっている一連の経緯には納得していない。 当件については、今年の3月の段階で増税の延期が話題になった時に、以下のような感想をツイッター上に書き込んでいる。 《個人的には消費税10%の再延期には賛成だけど、この決断を国民へのプレゼントみたいに報じてはいけない。再延期はアベノミクスの失敗を認めることとワンセットだと思う。方針を転換するならするで、これまで国民に言っていた説明が間違っていたことを認めた上でないとスジが通らない。(こちら)》 あらためて説明するまでもない話だ。 前回の総選挙の折り、安倍首相は、消費増税の延期を争点のひとつとして挙げて「信を問う」旨を強調していた。「再延

    なぜ安倍さんは謝らないのか
    chuntanqui
    chuntanqui 2016/06/03
    「チャレンジ」に続いて「新しい判断」も流行る余地の大きいすばらしい表現
  • テレビ報道者も間違う「震度最大10」の誤解

    テレビ報道者も間違う「震度最大10」の誤解
    chuntanqui
    chuntanqui 2016/04/28
    ×テレビ報道者も間違う ○テレビ報道者や獨協大学生が知らない / はともかくとして、震度とマグニチュードが同じオーダーの数字で書かれるのがconfusingなのは確かかもね
  • 「正常色覚」が本当に有利なのか

    これは、ある意味、進化生物学者の夢の達成だ。どんどんミクロに見て、遺伝子レベルで解明できたことが、実際に生き物が日々の行動の中でどのように影響しているのか、その適応的な意味とはなになのか、直接、調べることができるテーマは、未だにそうたくさんある話ではない。 色を数値化 そして、河村さんたちのフィールドワークは、これまでの常識をひっくり返す発見をもたらした。 「3色型の有利性がどれくらいのものなのか、当にあるのかということも含めて調べましょうということで、何をしたかといいますと、まず、果実や葉っぱの反射率を測定して、色を数値化する作業をしました。同時に降り注ぐ太陽の光の波長測定をすれば、サルのオプシンの吸収波長はわかっているので、そのサルにとってその色がどんなふうに数値化できるかといえるわけです。2004年から2005年にかけて、博士課程の学生だった平松千尋さん(現・九州大学助教)が、25

    「正常色覚」が本当に有利なのか
    chuntanqui
    chuntanqui 2016/03/26
    自然界に2色型淘汰圧はないという話。被造物人工色に囲まれた現代のヒトだと事情は異なるだろうとは思うが、ヒトだと3色選択圧が観察されました、みたいな話にはならないかしらん