日本政府が防衛費を増額したことに関して、その際の議論が安全保障の専門家によって圧倒され、そこに市民感覚が欠けていたという旨の新聞記事がtwitterで物議をかもした。矛先が自らに向けられたと考えた「安全保障」関連の専門家が、それに反論を加えることもあった。 主な反論の趣旨は、「それでは安全保障を素人判断に委ねるべきなのか(いや、違う)」といったものだった。また、「市民」という言葉を過剰に読み込んだ人は、さらに敷衍して、「日本型平和主義でこれからも安全保障を考えるということなのか!(いや、違う)」といった怒りを表明した。(※7/3追記:以下は、市民感覚など踏まえなくてよいというこのような意見に対する問題提起であり、個々の安全保障の専門家が市民の声を無視しているということではない) もちろん、自衛隊を軍事的にどのように展開していくか、あるいは他国の軍備の性能をどのように評価するか、といったこと
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