日本の映像業界に起きた#MeTooから半年ほど経ったいま、業界に変化はあったのか。#MeTooをきっかけに注目されているのが、インティマシー・コーディネーターという職業だ。インティマシー・コーディネーターとは、ヌードシーン、キスシーンやセックスシーンなど親密な(インティマシー)シーンを撮影するときに起用される専門家。2019年にアメリカで誕生し、日本にはまだ2人しかいないインティマシー・コーディネーターの一人が、西山ももこさんだ。 西山ももこ プロフィール 1979年8月23日、東京都生まれ。高校、大学時代にアイルランドで学び、チェコのプラハ芸術アカデミーでダンスを軸に表現活動を学ぶ。2008年に帰国し、翌年からアフリカ専門の撮影コーディネーターに。2020年にインティマシー・コーディネーターの資格を取得し、国内外の作品に携わる。 インティマシー・コーディネーターへの「過剰な期待」に困惑