この連載では、オープンソースの仮想化ソフトウェア、Linux KVM(Kernel-based Virtual Machine)とそれを支える技術の最新開発動向を紹介していきます。(編集部) 今回は、仮想マシンや関連するリソースの運用管理を支援するライブラリ、libvirtについて探っていきましょう。 「libvirt」とは? libvirtはlib[rary] + virt[ualization]という名前のとおり、仮想マシン(Virtual Machine、以下VM)を仮想マシンモニタ(Virtual Machine Monitor、以下VMM)によらず管理可能にし、安定したC言語のAPIを提供するためのライブラリです。 libvirtはもともとXen(API)に対する安定したAPIを実現し、その上で各種管理ツールを実現するために開発されました。そのため、ソースコードの各所にXenに対
第4回Citrix XenServer5.6を使ってみよう[②ライブマイグレーション編] 白石光隆(しらいしみつたか) 2010-11-04
サーバ仮想化のメリット サーバ仮想化のメリットは一言では説明できない。さまざまなメリットがあり、またどのメリットを重視するかはシステムによって異なる。あるシステムではコストが重要視され、あるシステムでは冗長性が最も重要視される。ここでは、3つの観点でサーバ仮想化のメリットを解説する。 コスト適正化 サーバ仮想化の一番大きなメリットはサーバ統合による「コスト削減」だろう。ただし、このコスト削減という言い方はやや正確さに欠ける。複数のサーバで構成されたシステムは非常に無駄が多く、運用管理の手間が掛かり過ぎるため、結果としてコスト高に陥っていた。複数のサーバを仮想化によって統合することで、システムの無駄を大幅に省き、導入コストや運用管理コストを削減できるようになる。一方で、仮想化を導入してもある程度のコストは掛かる。そのため、サーバ仮想化のメリットは無駄を省いて「コストを適正化する」と言った方が
痒いところに手が届くPC用テクニックの備忘録です。 雑多なことが、整理されずに、並んでいますが、あしからず。 しばらく、離れているうちに興味がワンボードマイコンにまで広がっちゃいました。PCじゃないことも混じっていますがご容赦を。 [概要] 赤外線リモコンで動く恐竜のおもちゃをArduinoから操作するプログラムを作成します。 赤外線リモコンのraw信号を送信するプログラムを作るのが目的です。 [詳細] 2年前に娘の誕生日に購入した「ディズニー アーロと少年 ダイノRCアーロ」が赤外線リモコンで動くものだったので、Arduinoで動かせるようにしてみました。 [プログラムの流れ] ヘッダファイルをインクルード 定数の定義、オブジェクトの作成 赤外線のコマンドデータの貼り付け コマンド操作関数の作成 setup関数にて、シリアルの初期化と赤外線オブジェクトの開始 loop関数にて、シリアル入
仮想化をめぐるベンダー間の戦いがヒートアップしている。先週、最大手のVMwareと、そのあとを追うCitrix Systems、そしてRed Hatが相次いで仮想化関連の戦略やロードマップを発表した。これまで市場は、VMwareと、それに対抗するベンダーという構図だったが、Red Hatが新戦略を打ち出したことから、各社の“打倒VMware”戦略も広がりを見せてきた。 Red HatとCitrixは、フランス・カンヌで開催されるVMwareのプライベートイベント「VMworld Europe 2009」(2月24~26日)に合わせて2月23日に重要な発表をぶつけた。 まず、これまで「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」でオープンソースのハイパーバイザー「Xen」をサポートしてきたRed Hatは、今回正式に、「KVM」をベースとしていく戦略を打ち出した。 Red
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