カーネギーメロン大学で、人が何を考えているのかを読み取るコンピュータシステムが研究されているそうです(Reutersの記事、Science掲載論文)。このシステムは、脳の活動パターンをfMRIでスキャンし、そのパターンから、考えている単語を推測するというものです。9人の被験者に対し、ある単語を思い浮かべてもらった際の脳の活動パターンをfMRIで取得したところ、おおむね同じパターンが得られたそうです。つまり、ある単語を思い浮かべた際の脳の活動パターンは人によらずほぼ同じで、逆に脳の活動パターンを調べれば、その人が何を考えているかを推測できるとのこと。現在のところは、単純な1単語の推測しかできませんが、このシステムを開発するTom Mitchell氏は、将来的には複数の単語やフレーズを同時に認識できるように改善していきたいとのこと。また、これにより脳がどのように言語を学習していくのかを解明でき