横浜市立図書館創立90周年を記念して、創立当時のレコードを聴く大衆文化講座「横浜で交差した音 日本編」が27日、栄区公田町の市立栄図書館(指田文夫館長)で開かれる。入場無料。 栄図書館によると、市立図書館は1921年6月の創立。講座は「音で横浜、日本、世界の90年間を回顧しよう」という企画で、5日には音楽評論家を講師に招いて世界編を開催した。 27日の日本編では、大衆芸能研究家の岡田則夫さんを講師に招き、岡田さん所蔵のSPレコードを聴く。 1923年9月1日の関東大震災で被災した大阪出身の落語家、二代目桂小文治の音声を記録した「時事 大震災難物語」や、関東大震災を題材に歌った石田一涙の「被服廠(しょう)の哀歌」など震災関連のレコードのほか、1928年の昭和天皇即位のラジオ中継や小泉又次郎衆院議員(小泉純一郎元首相の祖父)の演説などを流す。 指田館長は「貴重な音声資料を多くの人に聞い