日本の図書館はいかに構築され、なにが実現され、なにが課題として残されているのか。 出発点である戦後占領期から、現在に至る様々な組織・しくみが構築された80年代までを中心に、図書館法、Japan Library School、国立国会図書館など、戦後図書館史のエポックを検討する。 はしがき 高山正也 展望 高山正也 前田多門とシビックス(civics)概念の提唱 高山正也 金森徳次郎と草創期の国立国会図書館 春山明哲 CIEインフォメーション・センターの活動 今まど子 資料紹介:日本の新しい図書館学校 ロバート・ダウンズ(今まど子訳) ドン・ブラウンと再教育メディアとしての図書館 三浦太郎 ロバート・ギトラーと日本図書館学校 高山正也 福田直美と1959年のアメリカ図書館研究調査団 小出いずみ 占領下日本における図書館法制定過程 三浦太郎 図書館社会教育論の実体 佃一可 図書館問題研究会の成