電子決済による買い物の「おつり」を自動的に積み立てて世界の金融資産で運用する-。フィンテック会社のウェルスナビはこんな日本初のサービスを開発中だ。若年層をターゲットに少額投資できる機会を提供し、将来の主要顧客に育てる狙い。3メガ銀や地銀との提携も視野に入れる。 おつり投資はスマートフォンにアプリをダウンロードし、電子マネーやクレジットカード払いの端額を投資に回す。支払いを100円単位とし物品購入額を引いた99円以下を積み立て、500円単位で追加投資する。ロボアドバイザーによる投資判断で株式や債券など世界1万1000銘柄の上場投資信託(ETF)で運用する。 ウェルスナビの柴山和久社長はインタビューで、来春にはこのサービスをスタートさせたいとし、「20代の若年層を主な対象に投資の魅力を伝えたい」と語った。同社には三菱UFJフィナンシャル・グループなど邦銀3メガ系のベンチャーキャピタルも出資。金