実写映画の批評には実写映画の批評の方法があり、アニメ映画の批評にはアニメ映画の批評の方法がある。別に、どっちもやるのがいけないなんてことはないけれど、実写映画の歴史やその批評体系を意識的にとらえてきた一人としては、アニメ映画の批評には迂闊に手を出そうとは思えない。そりゃあ、物語や状況を論じることはできるけど、それは厳密に言えば映画の批評ではないので。しかし、「映画の音楽」に関してそれなりに一家言ある立場から、今年の夏以降に立て続けに公開された/されるいくつかの日本のアニメ映画の「音楽の使い方」について、いろいろと思うところがたまってきてしまった。というわけで、ここでは「アニメ映画の音楽」に焦点を絞って論考をすすめていきたい。 まず、なにはともあれ『君の名は。』である。夏前に試写で観たタイミングですっかり心を奪われ、大ヒット作になることも確信したが(もちろん、興収100億を超える国民的映画に
ホーム > 映画ニュース > 2016年9月26日 > 【国内映画ランキング】「君の名は。」V5、「ハドソン川の奇跡」は2位、「闇金ウシジマくん」4位、「真田十勇士」7位 大ヒットを記録している「君の名は。」(C)2016「君の名は。」製作委員会 [映画.com ニュース] 9月22~23日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。興収100億円を突破したアニメ「君の名は。」が、5週目の週末も、2日間で動員63万7000人、興収8億6000万円を稼ぎ、がっちりと首位をキープした。連日様々なメディアで取り上げられ、幅広い層が劇場につめかけており、2回、3回と鑑賞するリピーターも続出するなど、ブームを超えて社会現象化している。 今年公開された作品の中でも興収No.1となっているが、一昨年の大ヒット作で最終興収254億円を記録した「アナと雪の女王」のペースをも大幅に上
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く