安倍元首相秘書「シビアな問題になりかねない」と違法な不記載 東京地検、「桜を見る会」事件記録の閲覧を記者に許可 奥山 俊宏 安倍晋三元首相の政治団体「安倍晋三後援会」の政治資金収支報告書に「桜を見る会」前夜祭の収支を記載しなかったとして安倍氏の秘書が政治資金規正法違反(収支報告書不記載)の罪に問われた事件で、東京地検は25日、刑事確定訴訟記録法に基づき秘書らの供述調書を含む記録の閲覧を取材目的のジャーナリストに許可した。厚さ10センチ余りのファイル1冊に綴じられた記録のコピーを閲覧したところ、▽ホテルへの前夜祭費用の支払いを安倍事務所の「プール金」の現金から工面していたこと、▽地元・山口県下関市にある安倍氏の政党支部の収支報告書にキャバクラへの支出が記載されていることを2012年に朝日新聞で報じられて安倍氏が激怒し、地元秘書を叱責する出来事があり、それもあって、東京の秘書が翌13年の「桜を