例えば料理で「食材は同じなのに、おいしさがまったく違う」そんな経験をしたことはありませんか? デザインでも同じようなことが起こります。文字情報や写真、レイアウトが同じでも印象がまったく違い、訪れた人に良い印象を与える場合や、逆に素人っぽさや「この会社(サービス)大丈夫かな?」と不安を与える場合もあります。どうして差が出るのでしょうか。 今回は、デザインの重要要素のである「文字」に焦点をあて、印象に差が出る使い方をデザイン例も交えながら解説していきます。 1.フォントとは デザインの重要な要素である「文字」。その文字の表示に欠かせないのが「フォント」です。フォントとは「特徴ある文字デザインのデータ」のことを指す言葉です。 例えば、全国紙の記事部分では各紙独自のフォントを使用しており、2紙を並べると文字の特長が違うことがお分かりいただけると思います。地方紙は「イワタUD新聞書体」というフォント