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ブックマーク / synodos.jp (4)

  • 「自立」に向けた教育のジレンマ/伊藤秀樹 - SYNODOS

    生徒が、学ぶことと自己の将来とのつながりを見通しながら、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる資質・能力を身に付けていくことができるよう、特別活動を要としつつ各教科・科目等の特質に応じて、キャリア教育の充実を図ること。(文部科学省 2017,p. 19) 上の文章は、2017年3月に公示された、新しい『高等学校学習指導要領』からの引用です。上記の引用にもみられるように、近年では学校でのキャリア教育の必要性が叫ばれ、そこでは「社会的・職業的自立」(以下、「自立」(注1))に向けた教育を行うことが求められています。 しかし、こうしたキャリア教育を推進する流れについては、批判も寄せられてきました。たとえば児美川孝一郎は、現在の子どもたち・若者たちが直面する「自立」に向けた困難が、企業の採用行動や政府の雇用政策によってもたらされているにもかかわらず、その解消をキャリア教育の推進によって目指して

    「自立」に向けた教育のジレンマ/伊藤秀樹 - SYNODOS
    cliphit
    cliphit 2022/09/14
    日本社会に合わせて自己責任を内面化させるのは現実の「自立」であり、成果。でも頑張った末にありきたりな社会問題に潰されるという強烈な認知的不協和。コミュニティから送り出してしまったなら、昔も今も大海原。
  • 「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性 『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー 社会 「ロジカル・シンキングを身につけよう」「これからの教育に必要なのは論理的に話す・聞く・書く能力である」……論理的に考え、書いたりプレゼンテーションしたりする能力はビジネスや教育分野でもてはやされ、現代では欠かせないスキルとして広くうたわれている。 しかし改めて考えると、「論理的」とはなにか? 「論理的」であることは何に立脚しているのか? どこでも共通する普遍的なものなのか? 『「論理的思考」の社会的構築』を著した渡邉雅子氏は、「「論理的」だと感じる思考や論理の型は、実は文化によって異なっており、それぞれの教育の過程で身につけていくものだ」と指摘している。稿では、「論理」の多様性やその社会的構築過程、小論文教育から見えるフランス独自の論理のあり方、日におけるア

    「論理的思考」の落とし穴――フランスからみえる「論理」の多様性/『「論理的思考」の社会的構築』著者、渡邉雅子氏インタビュー - SYNODOS
    cliphit
    cliphit 2021/09/22
    カフェで道を尋ねたら店員お客交じりで激論始まって明後日の方向を結論として提示されたってネタが私のフランスのイメージである。(※個人の経験をなぜか引っ張ってくる日本人の論理)
  • 若者の社会運動とサブカルチャー――運動と日常を行き来する若者たちの葛藤/富永京子×鈴木謙介×阿部真大 - SYNODOS

    2011年以降、全国的に盛り上がりを見せた若者による社会運動。彼らの語りから運動の特質を浮き彫りにした、富永京子氏による新刊『社会運動と若者――日常と出来事を往還する政治』(ナカニシヤ出版)。この出版を記念して、社会学者・鈴木謙介氏(関西学院大学准教授)と阿部真大氏(甲南大学准教授)とのトークショーが開催された。若者の社会運動とその文化は現代社会において何を示唆しているのか。2017年6月19日、ジュンク堂書店大阪店にて行われたイベント「若者の社会運動とサブカルチャー」より抄録。(構成/増田穂・大谷佳名) 2000年代以降、社会運動はどう変わったのか 鈴木 日は『社会運動と若者:日常と出来事を往還する政治』(ナカニシヤ出版)の出版記念トークイベントとして、著者で立命館大学准教授の富永京子さん、甲南大学准教授の阿部真大さんと私、鈴木謙介で座談を進めて参ります。便宜的に私の方で司会を務めた

    若者の社会運動とサブカルチャー――運動と日常を行き来する若者たちの葛藤/富永京子×鈴木謙介×阿部真大 - SYNODOS
    cliphit
    cliphit 2021/07/08
    "バッシングを受けやすい~ディフェンスとして、当事者であることを主張~社会に関与できる範囲が社会的な構造の上で限定され~現時点~について論じるしかない~選択肢の限られ方が「当事者性」と「勉強熱心さ」を選んだ"
  • 生きづらいのは進化論のせいですか?/『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』著者、吉川浩満氏インタビュー - SYNODOS

    進化論って、適者生存のこと?  進化論のせいで生きづらくなっていないですか? 絶滅から生命の歴史を考える『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』著者である吉川浩満さんに、私たちの「進化論」と科学的な「進化論」との違いについてお話を伺った(聞き手・構成/山菜々子) ――進化論は、ずっと温めていた企画なので、実現できてとても嬉しいです。今日は『理不尽な進化』著者の吉川さんに色々と話を伺いたいと思います。 よろしくお願いします。パフェ頼んでもいいですか。 ――どうぞ、どうぞ。 ありがとうございます。いただきます。 山さん(註:インタビュアー)がくださった企画要旨のメールに、「生きづらいのは進化論のせいだ!」とあったのが印象的でした。半分ご冗談なのかもしれませんが、おっしゃることはよくわかります。そのあたりから始めましょうか。 ――「弱肉強」「適者生存」みたいな言葉を聞くと、日々がむしゃらに頑張

    生きづらいのは進化論のせいですか?/『理不尽な進化 遺伝子と運のあいだ』著者、吉川浩満氏インタビュー - SYNODOS
    cliphit
    cliphit 2020/06/17
    "「ニセ主張的命題」~言葉のお守り~自然法則に見えながら~つねに正しい同語反復~何も言っていないに等しいけれど~あらゆる物事に当てはめる~表現的な言葉であらわされるべき感情~まるで主張的な科学理論"
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