【AFP=時事】2011年の東日本大震災の津波を引き起こした地震は、プレートの境界域で9年間にわたってひそかに蓄積された圧力の解放によって発生したとの研究論文が、6日の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された。この年の津波は、福島第1原子力発電所の事故にも繋がった。 太平洋海底に超巨大火山を発見、太陽系で最大級 東京大学(Tokyo University)の纐纈一起(Kazuki Koketsu)氏と横田裕輔(Yusuke Yokota)氏の研究チームによると、2つの強力な地殻プレートが交わる東日本沖の断層の一部は、10年近くひそかに押しつぶされ、ねじ曲げられていたという。 この検出困難な活動によって2011年3月11日に断層が割れ、大災害が起きた。この変形活動が「震源域の圧力を増加させ、最終的に東北地方太平洋沖地震を引き起こし