(ブルームバーグ):ジャーマンウイングスの旅客機が副操縦士の意図的な急降下によって墜落したことで、親会社のルフトハンザ航空は犠牲者の遺族に対し無限の賠償責任を負う可能性があると、弁護士らが指摘した。 スウォンジー大学で航空法を講じるジョージ・レルダス氏は、「犠牲者に対する賠償責任は無限だ。航空会社から見れば厳しいことだが、有効な反論の手段はない。不合理なことだが、保険というものがあるのはこのためだ」と語った。 乗客乗員150人全員が死亡した事故について調査しているフランスの当局は26日、アンドレアス・ルビッツ副操縦士(27)が故意に墜落させたものだとの見解を発表した。ドイツ当局は27日にルビッツ副操縦士が墜落当日「勤務に適さない」状態だったことを示す診断書を、破られた状態で発見した。