21日午後11時45分ごろ、福岡県飯塚市有安のホテルの従業員から「客室で女性が倒れている」との110番通報があった。飯塚署員が駆けつけたところ、客室内で30代の女性が死んでいるのを発見。女性と一緒にいた同県添田町の製造業男性(46)から飯塚署内で事情を聴いていたが、男性が意識を失ったため救急搬送し、22日午前4時半ごろに死亡が確認された。 同署によると、男性と女性に目立った外傷はないという。同署は、2人を司法解剖して死因を調べるとともに、死亡に至った経緯についても調べる方針。
福井、石川両県のトンネルや橋から名称などを記した金属製の銘板を盗んだとして、福井県警は5日、福井市の土木建設業、宮本和浩容疑者(43)ら5人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。宮本容疑者らは「転売目的で盗んだ」と容疑を認めているという。県警は関連捜査で、大阪市住之江区の大阪南港のコンテナで盗品銘板924枚(計約5・5トン)を発見、押収した。 逮捕されたのは宮本容疑者のほか、福井市の土木作業員浦辰夫(37)▽福井県南越前町の漁師宮本健一郎(48)▽同町の建設作業員酒井美津雄(40)の3容疑者と、同町の土木作業員の少年(17)。 県警は6月、福井県内のスキー場跡などで電線175メートルなどを盗んだ疑いで5人を含む7人を逮捕し、この日5人を再逮捕した。今回の容疑は、2011年3月下旬~今年5月中旬、石川県内の橋の銘板4枚(33万6千円相当)と福井県内のトンネルや橋の銘板7枚(36万円相当)を盗んだも
NTTコミュニケーションズは23日、同社の「思い出あんしん保管」サービスに申し込んだ人のうち378人分の名前やメールアドレスなどが、インターネット上で閲覧できる状態になっていたと発表した。サーバーの設定ミスが原因だと説明している。23日午前までに個人情報が不正に使われた報告はないという。 閲覧できたのは、昨年6月20日~今年7月18日に申し込み手続きをした人の情報で、電話番号や住所が閲覧できる例もあった。暗号化されたクレジットカード情報も2件あったという。同社は専用の電話窓口を設け、客の問い合わせに対応する。 思い出あんしん保管は、ビデオテープに録画された映像をデジタルデータに変換するサービス。
7月29日の「土用の丑(うし)の日」を前に、半年をかけて養殖した「新仔(しんこ)うなぎ」の出荷が宮崎県で進んでいる。ニホンウナギは絶滅が危惧され、稚魚の不漁が続いていたが、今年の出荷量は多く価格も下がっている。「こんなときこそ、多くの人に食べてほしい」と業界は呼びかけている。 昨年12月の漁の解禁後から養殖されたウナギは、40センチ程度に成長し、元気に身をくねらせている。「1年もの」とも呼ばれ、肉質が良く柔らかい。日高水産=同県新富町=の日高良浩社長(31)は「量だけでなく質のいいものがたくさん育った」。今年は昨年より20万匹多い35万匹を育てたという。 同県は、養殖ウナギの生産量が全国3位。2012年度のシラスウナギ採捕量は168キロで、4年連続の減少となり、統計のある1994年度以降で最低だった。2013年度は496キロにアップし、1キロあたりの平均価格も大幅に下がった。1位の鹿児島で
オムロンが不審行動を割り出すセンサー技術の開発目的で撮影していたのは、不特定多数の人が集まる東京や大阪などの駅や商業施設を中心に計13カ所に上っていた。撮影された人は実験目的を知らされないまま映像を利用され、データベース化されていた。 オムロンが乗降客や買い物客らの映像を撮影していたのは、JR東日本や北大阪急行などの鉄道9駅をはじめ、東京大キャンパス、商業施設、書店、広告会社の展示会場。2007~10年度に延べ10カ月間以上も撮影していた。 オムロンによると、「撮影中」などと告知していたというが、情報通信研究機構(NICT)やオムロンの研究とは知らせていなかった。JR東の4駅でも、カメラに「旅客流動計測中」と記したシールを貼っただけだった。 オムロンは取材に対し、JR東の4駅以外については「映像を使用する承諾を得た」としているが、「技術開発のために映像を使う」などとだけ告げていたケースが大
一部の若者に人気があるロリータ服のファンたちに、歴史的な町並みを背景に写真撮影してもらい、飲食しながら交流を深めてもらうイベント「小樽kawaiiティーパーティー」が29日、北海道小樽市で開かれた。小樽市などでつくる主催団体は、世界中でファンが増えているロリータを起爆剤に小樽のまちおこしにつなげたい考えだ。 ロリータファッションは、近代西洋の女性が着ていたようなフリルやレースがついた服に似ており、日本発の流行とされる。世界で人気を集める日本発のポップカルチャーの一つとして注目されている。 イベントは今年2回目。明治期に建設された石造りの倉庫などレトロなイメージがある町並みが、メルヘンな世界観に合うと考えた小樽市やロリータ愛好家たちをターゲットにした事業を手がける会社「北ロリ」(札幌市)が始めた。 約90人の参加者たちはこの日、倉庫群が並ぶ小樽運河沿いなどを散策。その後、近くのレストランに集
東京都議会で晩婚化対策を質問した塩村文夏(あやか)都議(35)が女性蔑視のヤジを浴びた問題で、複数の議員が立て続けにヤジを飛ばしていたことが分かった。都議会は発言者の特定を1人にとどめて幕引きを図ろうとしているが、事実解明は避けられなくなった。 都議会の記者席で朝日新聞記者が取った録音と、都議会が庁内放送で流した都議会中継の音を朝日新聞とテレビ朝日が分析した。 鈴木章浩都議(51)が「早く結婚した方がいいんじゃないか」とヤジを飛ばした直後、たたみかけるように男性の声で「自分が産んでから」「がんばれよ」とのヤジが続いた。塩村都議が女性の不妊に関して質問した際には「やる気があればできる」との暴言も聞かれた。 音声分析に協力した日本音響研究所の鈴木創所長は「口調や声の調子からヤジを飛ばした人は複数いる。たくさんの人が同時に話している」と分析した。 都議会最大会派の自民の吉原修幹事長は、所属議員全
インターネットで観光案内を見ようとしても、スマートフォンやタブレット端末が使いづらい――。そんな声が日本を訪れる外国人旅行客からあがる。街でWiFiを利用できるエリアが限られているからだ。2020年東京五輪に向けて、首都圏で通信整備の動きが出てきた。■路上で使えず手続き煩雑 外国人でにぎわう東京・浅草。6月上旬、シンガポールから観光に来たジョセフ・オンさん(21)は、雷門の写真をソーシャルネットワーク(SNS)に投稿するため、スマホでインターネットに接続しようとした。 シンガポールと違い、浅草は街中でつながらない。近くの文化観光センターでアクセスポイントを見つけたが、事前にメールアドレスなどの登録が必要で、すぐ使えなかった。「先進国でWiFiで苦労するなんて思わなかった」
人気漫画「美味しんぼ」で東京電力福島第一原発事故後の鼻血の頻発などが描かれたことをめぐり、専門家や健康被害を訴える当事者が23日、国会内で記者会見を開いた。政府や福島県が「風評被害を助長する」などとして事故と鼻血の関連を否定していることに対し、「因果関係は否定できない」と反論した。 住民の自主的な甲状腺検査に協力してきた北海道がんセンターの西尾正道名誉院長は「高線量被曝(ひばく)による急性障害に論理をすり替え、鼻血(との因果関係)を否定する『専門家』がいる」と批判。「放射性物質が付着した微粒子が鼻腔(びくう)内に入って低線量でも鼻血が出る現象はあり、医学的根拠がある」と指摘した。 記者会見に電話で参加した福島県内の母親は「漫画全体を読み、福島への愛情を感じた。子どもに鼻血が出ても、話を聞く前から因果関係を否定するような人たちに私たちは本当のことは言わない。国の責任で鼻血を含めた健康調査をし
20日午前10時20分ごろ、北海道石狩市浜益区柏木の札幌北署柏木駐在所の玄関近くで、破裂したカセットコンロ用ガスボンベ1本があるのを男性巡査長(28)が見つけた。同署によると、周囲2~3メートルに数百本の釘が散乱していた。けが人や建物の被害はなかった。同署は何者かがボンベを爆発させた可能性があるとみて調べている。 同署によると、ボンベは底が抜け、ゲル状の着火剤のようなものが付着。ポリ袋と見られる破片もあったという。 同署管内では1月以降、商業施設などでガスボンベの爆発・爆発未遂事件が相次ぎ、道警官舎での爆発事件に関与した疑いで、札幌市北区の無職の女(51)が4月30日に逮捕された。女は容疑を否認している。 その後、5月4日に同署石狩駐在所(石狩市親船町)でボンベが爆発し、ガラスにひびが入ったほか、6日には大型書店でも爆発が起きた。 同署からみて石狩駐在所は北約17キロ、柏木駐在所は北約55
週刊ビッグコミックスピリッツ編集部が「鼻血や疲労感はひばくしたから」という登場人物の発言がある12日発売号の「美味しんぼ」のゲラ(校正刷り)を、発売11日前に環境省にメールで送っていたことが同省への取材で分かった。 環境省によると、1日に編集部から「被曝が原因で鼻血が出ることがあるか」といった内容の質問が電話とメールであった。その際、12日発売号の全ページが添付されたメールも担当者に送られてきた。 同省は「こちらは求めていない。具体的な内容の訂正要求もしていない」としている。質問の回答期限は7日に設定されており、7日深夜にメールで回答したという。
都市部での雑食が目立つカラスが、茨城県の一部地域では食用とされている。戦後間もない頃から続く食文化を守ろうと、地域の人たちが特産品とできないか、研究を始めている。 茨城県ひたちなか市の自営業男性(60)は2月、自宅で知人らにカラス料理を振る舞った。胸肉はさしみに、脚は焼き鳥に調理した。同市の獣医師安(やす)富康さん(43)は「色々な動物を食べてきたが、軟らかく甘みがある」と話した。 男性は約20年前、地元猟師からカラス料理でもてなされた。狩猟期間の11月中旬~2月中旬、猟師からカラスを分けてもらっている。地元の猟師らによると「地域で食されてきた」という。 茨城県内で2011年度に狩猟… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読み
エネルギッシュな演技で幅広い役柄を演じた俳優の蟹江敬三(かにえ・けいぞう)さんが3月30日に死去していたことが4日、わかった。69歳だった。長女の栗田桃子さん、長男の蟹江一平さんはともに俳優。 東京都生まれ。都立新宿高校卒業後、劇団青俳を経て演出家の蜷川幸雄さんらと「現代人劇場」「櫻社」を結成。舞台で活躍する一方、映画やテレビドラマでは野性的な凶悪犯などを演じ、注目された。 ドラマ「熱中時代」「鬼平犯科帳」シリーズやNHK大河ドラマ「龍馬伝」などに出演し、多彩な役を演じた。ドキュメンタリー「ガイアの夜明け」ではナレーションを務めた。昨年はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、主人公アキの祖父を演じた。
2013年に労働者1人が月々もらった現金給与総額は平均31万4054円で、前年を73円下回り、過去最低を更新した。厚生労働省が18日発表した毎月勤労統計調査(確報)でわかった。5日発表の速報では前年をわずかに23円上回り3年ぶりに増えたとしていたが、一転して、3年連続の下落となった。 現金給与総額は、パートを含む労働者が受けとる基本給に残業代とボーナスを合わせたもの。確報で下落したのは、賃金の低いパートの比率が速報よりわずかに増え、平均額が下がったためだ。前年と比べた増減率は0・0%で速報段階と同じだった。 物価が上がった分をのぞく実質賃金指数は0・5%下がり、2年連続のマイナス。物価上昇に賃金が追いつかない状況について、安倍晋三首相は17日の衆院予算委で「景気の実感を行き渡らせ、賃金上昇に結びつける過渡期にある。経営者が収益改善を賃金上昇に結びつけることを期待している」と語った。(山本知
結婚式や披露宴を挙げない「ナシ婚」の増加に、ブライダル業界が頭を痛めている。娘3人いれば家が傾くと、「派手婚」で知られる名古屋も例外ではない。式を挙げるカップルも格安の式場を選んだり、招待客を絞ったり。「名古屋婚」が様変わりしつつある。 ■式・披露宴なし 増加 東京、大阪、名古屋のブライダル関連3社と「次世代ブライダル協議会」を設立する――。結婚式の情報サイト運営会社「みんなのウェディング」(東京都中央区)は1月31日、都内で記者会見を開き、発表した。業界初の試みとして、親族の未成年の招待客の食事代を3月末まで無料にするキャンペーンを始める。 狙いは、「ナシ婚」の増加に歯止めをかけることだ。厚生労働省によると、年間の婚姻件数は約67万件。「みんなのウェディング」は、このうち結婚式や披露宴を挙げるのは半数程度にとどまるとみている。 同社が昨年2月、婚姻届だけで結婚を済ませた20~30代の女性
急速に発達した低気圧の影響で8日、日本列島は広い範囲で強風を伴った雪が降り、平野部でもまとまった積雪となった。東京都心では20年ぶりに積雪が20センチを超えた。東日本では9日も雪が続く見通しで、気象庁は暴風雪や路面凍結、交通機関の遅れに注意するよう呼びかけている。 気象庁は8日午前、13年ぶりに東京23区に大雪警報を発表したほか、神奈川、千葉など各県に暴風雪や大雪警報を出した。 気象庁によると、8日午後7時現在の積雪は、長野県松本市49センチ▽甲府市40センチ▽前橋市26センチ▽千葉市22センチ▽東京都心22センチ▽横浜市16センチ▽仙台市14センチ。東京都心では、積雪が16センチだった1998年1月15日を超え、積雪23センチを記録した94年2月12日以来の大雪となった。 9日午後6時までの24時間降雪量は多い所で、関東北部の山沿い30センチ▽関東の平野部20センチ▽甲信15センチ――と
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