嫌いな人たちの首の骨を好きなだけ折れたら どれだけ気持ちが良いのでしょう でもどんなに許せないことがあっても 地獄に落としてやりたい人がいても この手はその首には届かない 届いてはいけない…… 想像の中で私は蛇になり あの人やあの人の首に巻き付いて 好きなだけ締め付けて 好きなだけ苦しめて 好きなだけその骨を折ってきた 想像している音も感触も 現実とはきっと違うものなのかもしれない だから知りたい 私を苦しめてきた 貶めてきたあの人たちは ほんとはどんな音を鳴らして死んでいくのだろうか 嫌いな人たちの、大嫌いなその人たちの たったひとつの好きなところ、それが 首の骨の折れる音 死に際にでもとても綺麗で心地の良い音がするのなら 私はそいつらを許してあげたい、のに、聞くこともできない、なんて