日本全国のあらゆる場所を3次元の「立体地図」で表示することができるサイトを、国土地理院(茨城県つくば市)が作り、19日から公開を始めた。パソコンの画面上で立体地図を回転させ、山や島を好きな角度から眺めることができる。地形の様子を直感的につかめるのが特徴で、学校教育の現場などでも活用してもらいたいという。 このサイトは「地理院地図3D」(http://geolib.gsi.go.jp/gsimaps3d/index.html)。縮尺2万5千分の1の地形図データをもとに作られ、自在に拡大・縮小できる。3Dプリンターを使って立体模型を作る機能も搭載した。 国土地理院の大木章一課長は「身近な場所にある扇状地などの地形を学習する際に役立ててもらいたい。山の尾根や谷の様子がはっきりわかるので、登山ルートの確認に使うこともできる」と話している。(山本智之)
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