勤務していた診療所の患者89人分の情報を、転職先に不正に提供したとして逮捕された京都市に住む看護師について、京都地方検察庁は17日付けで不起訴としました。 京都市西京区の50代の看護師の女性は、3年前(令和4年)自分の利益などのために、当時勤務していた右京区の診療所のパソコンから、患者89人分の氏名や生年月日、病名などの情報をコピーし、転職先の京都市内の別の診療所に提供したとして、個人情報保護法違反などの疑いで逮捕されました。 この看護師の女性について、京都地方検察庁は17日付けで不起訴にしました。 検察は不起訴の理由を明らかにしていません。 看護師の女性は、逮捕時の警察の調べに対し「個人情報を持ち出したことに間違いないが、自分の利益を図るためではない」と容疑を一部否認していたということです。
