韓国・釜山(プサン)で開かれたアジア最大の広告祭「釜山国際広告祭」(8月23、24日)に出張した滋賀県彦根市のキャラクター・ひこにゃんの帰国報告会がこのほど同市役所であった。 ひこにゃんに同行したファンクラブ会長の北村昌造・彦根商工会議所会頭が、韓国でもひこにゃんが歓待されたことを紹介した。 ひこにゃんの海外出張は、2009年6月の米国ハワイに次いで2回目。竹島問題を受け、日韓関係が冷え込みを見せる中での訪問だっただけに、渡航を見合わせるべきだとの一部意見もあったが、市は「ひこにゃんはゲストとして招かれただけ。政治色を帯びたイベントでもないので問題ない」と判断した。 広告祭には50を超す国の計約1万点の広告作品が出品され、ひこにゃんも日本の「ゆるキャラ」ブームの先駆者として招待された。韓国では会場来場者と気さくに記念撮影に応じるなどし、参加者からは「キュート!」などと賛辞が送られたという。