おはようございます。 『スマホ脳』で一躍有名になったアンデシュ・ハンセン氏の最新本『ストレス脳』を読みましたので、本日はその書評です。 現代社会はこれまでの人類史上もっとも安全で豊かであることは間違いなく、昔の人からすれば「誰もが羨むような理想的な生活」を手に入れたかのように見えます。 ところが、実際にはメンタルの不調から精神科を受診する人の数は増加しており、必ずしも物質的な豊かさが精神的な豊かさには直結していないようです。 本書はこの問題点を脳科学の観点から明らかにし、現代人はストレスとどう向き合って対処すべきかを明らかにしてくれます。 【書評・ストレス脳】運動習慣と孤独を避けることで健康なメンタルを保つ 『ストレス脳』の要点は以下の通りです。 1. 不安や恐怖は人間本来の「防御機構」であり、生存のために必要なもの 2. 幸福感や満足感はすぐに消失するものであり、幸福を追い求めすぎるのを