2018年2月5日のブックマーク (1件)

  • 鶴見俊輔氏と山上たつひこ「がきデカ」と「光る風」 | 井上靜 網誌

    亡くなった鶴見俊輔氏は、今また国立競技場での発言が話題の森喜朗もと総理の在任中にギャグマンガ「がきデカ」主人公みたいだと皮肉っていた。また、もともとこのマンガの大ファンだとも言っていた。まわりからは、そんな下品なギャグ漫画を読んでると呆れられたが、ほんとに面白いと言ってた。 この「がきデカ」が大ヒットする前の1970年に、作者の山上たつひこ氏は、近未来SFポリティカルサスペンス「光る風」を発表していた。これは70年代半ばから急速に軍国主義が復活する日を舞台に、兵器工場の爆発事故の後に産まれる奇形児たち、アメリカの要請による海外派兵、対米従属を格化させるために強行される基地工事、反政府デモに容赦なく発砲する機動隊、大地震で崩壊する都市と災害に便乗する権力、などが描かれる。 こんなシリアスなマンガの後にナンセンスギャグで大ヒットさせたので、その意外性が話題だったし、「がきデカ」が有名なので