新見正興(「りょう」の父)1822年生まれ。1860年(38歳)、万延元年遣米使節の正使として渡米。 ワシントンでは大統領のジェームズ・ブキャナンに謁見し、国務長官のルイス・カスと批准書を交換。 正興は正妻との間に娘が3人いたが、48歳で正興が病没。 長女は北海道に嫁ぎ、二女と三女は芸者として売られた。 正興は「陰間侍」とあだ名されるほどの美男であったため、 芸者となった二人の娘も非常に美しく、芸者の中でも際立っていたという。 1860年に渡米するレベルの上級国民なのに、娘が芸者として売られたことに驚く。 二女と三女の正式な縁談をまとめるまでの、繋ぎの金すら無かったのか? 柳原前光(「りょう」を買った伯爵)1850年生まれ。伯爵。柳原家第22代当主。 芸者となっていた新見正興の三女・りょうを落籍し、柳原本邸近くの家を与えた。 りょうは18歳で女児を一人出産し、21歳で死亡した。 女児は前光