京成電鉄は13日、始発から午前8時40分ごろまで、堀切菖蒲園(東京都葛飾区)の自動改札機をICカード(定期券を除く)で出た利用者約400人から計約3千円を過剰に収受したと発表した。改札機の周辺機器を12日夜に更新した際、メーカーが誤って消費税が8%に増えた場合の運賃を登録していたという。 京成電鉄は、古くなった改札機の周辺機器の更新をメーカー「日本信号」(東京都千代田区)に発注。日本信号は、社内で周辺機器が消費増税に対応した動作をするか確認するテストをした後、正しいデータを登録し直さないまま、現場に機器を設置してしまったという。 京成電鉄は「ご迷惑をおかけして深くおわび申し上げます」として、申し出があれば過剰に収受した分を返金する。