2月末に4年振りとなる単独来日公演を行なうフェニックスだが、来日を目前にして、最新作『ヴォルフガング・アマデウス・フェニックス』が、第52回グラミー賞にて、最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞を受賞するという快挙を成し遂げた。1991年に同賞が設立されて以来、初のフランス人アーティストの受賞であると共に、アメリカ、イギリス以外の英語圏外のアーティストとしても初となるものだ。 最優秀オルタナティヴ・ミュージック・アルバム賞は、過去にレディオヘッド、ベック、U2、グリーン・デイ、ニルヴァーナ、コールドプレイ、ザ・ホワイト・ストライプス、ビースティー・ボーイズといった、いわゆる超ビッグネームが受賞しており、インディペンデント・レーベルに所属するフェニックス(USでは、Glassnote所属)が受賞するのは、まさしく異例の大事件。 グラミー受賞直後の来日公演は、東京公演が既に全席完売、残