4月12日の終電間近、多くの人でごった返す東京・都営浅草線五反田駅構内の線路に、老齢の男性がホームから転落した。落ちた男性は、額から大量の血を流し、ぴくりともしない。しかし、その場にいた誰もがいつ来るかわからない電車に怯え、何もできずにいた。そこへ割ってはいってきたひとりの男性──人気格闘家の山本“KID”徳郁(35才)だった。素早い動きで、線路に飛び降りると、男性を抱え上げようとした。 「KIDさんの男気に勇気をもらったんでしょうね。ためらっていたサラリーマンたちも線路に降りて、危機一髪、みんなで男性を抱え上げました」(目撃した人) そんなKIDを、心配そうに見つめるひとりの女性がいた。 「ホームに着いたときには、腕を組んだり、手をつないだりしてましたから、彼女なんでしょうね。ベッキーに似たきれいな女性でしたよ」(別の目撃した人) 女性セブンは後日、KID本人にその夜のことを聞きに行った