学校の放射線量下げる実験 6月26日 16時14分 子どもたちが日常生活の中で受ける放射線量をできるだけ低くするため、福島県は水を吹きつける洗浄機などを使って学校の放射線量を下げる実験を始めました。 福島県は、東京電力福島第一原子力発電所の事故によって子どもたちが受ける放射線量をできるだけ低くするための対策を進めています。26日は福島市中心部の小学校で、どんな場所をどのように洗えば効果的に放射線量を下げられるのかを調べる実験を行いました。実験では校庭や校舎の屋上などで放射線量を測定したところ、雨水がたまってコケが生えているコンクリートの表面から1センチのところでは、1時間当たり47マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されました。このあと、高圧の水を吹き付ける「高圧洗浄機」やブラシでコケを洗い流して再び測定すると、放射線量は1マイクロシーベルトとおよそ40分の1に下げることができました