[米カリフォルニア州コスタメサ 8日 AP] ブルース・リンゼイさんは、バンガード大学の職員たちに忘れられないチップを残していった。 先月79歳で亡くなったリンゼイさんは、オレンジ郡の小さなキリスト教大学に地所を遺贈した。彼は何十年間にもわたって毎日この大学のカフェテリアで食事をとっていた。寄付された地所は少なくとも数百万ドル相当という見積もりで、4200万ドルの負債を抱える大学を助けることになりそうだ。 学生たちの間では「キャンパスおじいちゃん」として知られていたリンゼイさんは、割引された油の権利を買い占めたり、海辺の家を売買したりして財産を作った。大恐慌時代育ちのリンゼイさんは安くておいしい食事を好み、近くの病院の食堂を選択せず、1.25ドルで食べ放題のバンガード大学の学食に通った。 リンゼイさんとつきあいのあったエド・ウェストブルック経営学教授は、「ブルースは“つましい”というより、