ナニャドヤラ(なにゃどやら)とは、青森県南部から岩手県北部にかけての地域及び秋田県鹿角地方の旧南部藩領内に伝わる盆踊り。盆踊りでの「はやし歌」の歌詞からとられた名称。「ナニャトヤラ」とも言われる。 踊りに定型はなく、地域によって、あるいはひとつの地域に何種類も伝わっている。南部地方以外の人にはニャンニャンと聞こえたため、「南部の猫唄」とよばれていた。 土地の老若男女が夜を徹して踊りながら歌い、この晩だけは普段思い合っている男女が夜陰にまぎれて思いを遂げることを許されていたという[1]。 長い間、さまざまに解釈されてきた歌詞は、歌の中でのはやし言葉として現れる。また地域によってもばらつきがあり、研究者が方言を聞き取って表記したため、さまざまな文献によって表記が異なる。 現在行われている「ナニャドヤラ大会」で見られる歌詞は以下の通り[2]。