雑誌文化研究互助 所載:迷宮'75『漫画新批評大系』創刊準備号(1975年7月26日発行) *** 今やマンガ状況は混迷と退廃の時代に突入した。 沈滞と倦怠のどんよりとたれこめる中、想像の翼はその重みに耐えかね、感性の扉は、カーテンを閉ざしたまま晴れる日を知らない。果てしないルーティン・ワークの果てには、模倣の跳躍する不毛の季節(とき)が待っている。かつてCOM誌上においてほのかにみえた地平線の拡がりこそマンガの行く道であったにも関わらず、最早それは、いくばくかの郷愁(ノスタルジー)と自嘲をこめて以外、語られることはない。吸血鬼へとすべての幻想(ファンタジィ)が集約される時代とは、いっさいの新たな生命の創造が行なわれず、いたずらな自己増殖とエナジイの水増しのみが、はびこる時代なのである。 我々は、このような状況に対し、渾身の力をこめて“死刑!”と宣告するものである。マンガに秘められたあらゆ
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