しょうがの絞り汁に温めたミルクを勢いよく注ぎ、5分ほど静置するとあら不思議。卵もゼラチンも使わないのに、プリンのように固まってしまうという化学変化が目の当たりにできる生姜ミルクプリン。 こちらはもともと広東省発祥のスイーツで、広東語だと「薑汁撞奶(キョンジャッゾンナイ ※広東語読み)」。読んで字のごとく「しょうがのしぼり汁(薑汁)にミルク(奶)をぶつけ(撞)る」という意味です。 ところが、ミルクの温度やしょうがの絞り汁の鮮度によっては、まったく固まらない。簡単そうに見えて、いともあっさり失敗してしまう…。では、どうすれば失敗なく作ることができるのでしょうか?「香宮」の篠原裕幸シェフ(※)に教わりました。 ※ 篠原シェフは現在独立され「Shinois(シノワ)」オーナーシェフになりました。 もう失敗しない!広東式しょうがミルクプリンの作り方 ①しょうがをすり下ろし、絞り汁を作ります。 しょう