車列が何百メートルも続く検問所、ラファハ、更地にされたエジプトとの国境線、難民キャンプの穴だらけの白壁、暗闇にシャカシャカと響く戦車の走行音。レイチェル・コリー……。 ジョー・サッコは、20年前にガザ南部のハーンユーニスとラファハに滞在し、丹念な聞き取り調査を行った。そして、さらに半世紀前にイスラエル軍が同地で行った大量殺戮の暗部を、作品にして世に出した。それが、コミック・ジャーナリズムの傑作『ガザ 欄外の声を求めて FOOTNOTES IN GAZA』だ。 サッコはなぜタイトルを「footnotes(脚註)」としたのか。彼にとって、ガザとは何だったのか? サッコと同時期にガザ地区にいたジャーナリストの小田切拓とパレスチナ/イスラエル研究者の早尾貴紀が、当時の写真や地図を広げ、サッコの足取りを追い、脚註を付ける。同書を、飛びだす絵本のような、さらに躍動する一冊にしてみたい。 【出演】 ●早
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