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ブックマーク / realsound.jp (9)

  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
    coldcup
    coldcup 2019/01/21
  • Taku Inoueと北谷光浩に聞く、『サマーレッスン』楽曲制作秘話「音楽で補強するのが仕事」

    PlayStation®VR専用ソフト『サマーレッスン』初のCDアルバム『ドラマ&ミュージックアルバム サマーレッスン ~未来はいま~』が7月18日にリリースされた。同ゲームはプレイヤーが夏休み中に女の子たちの家庭教師となり、キャラクターとのコミュニケーションを楽しめるVRキャラクター体験ソフトで、宮ひかり(CV:田毎なつみ)、アリソン・スノウ(CV:阿部里果)、新城ちさと(CV:畑中万里江)といった、個性豊かなキャラクターとのシチュエーションが配信されている。 同アルバムには、ドラマパートやボーカルソング、サウンドトラックなど全27トラックを収録。リアルサウンドでは今回、ミュージックディレクターのTaku Inoueと北谷光浩にインタビューを行い、同作の音楽面や作家としての2人の個性に迫った。『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『塊魂 ノ・ビ〜タ』、DAOKOへの楽曲提供などで次

    Taku Inoueと北谷光浩に聞く、『サマーレッスン』楽曲制作秘話「音楽で補強するのが仕事」
  • TWICE「Candy Pop」アニメMV制作秘話を京極尚彦監督が語る 「彼女たちに“ないもの”をあえて表現した」

    アジア発の9人組ガールズグループ、TWICEの最新シングル『Candy Pop』がリリースされた。この楽曲は、大切な人への気持ちを歌った、バレンタインの季節にぴったりのラブソングだ。そしてMVでは、『ラブライブ!』を筆頭にした人気アニメの監督として知られる京極尚彦監督と韓国の実写撮影チームが集結。アニメ表現と実写表現を巧みに融合させた映像の中で、TWICEメンバーがTVのスクリーンに映されたアニメの世界から現実へと飛び出して、落ち込んでいる女の子を励ましにいく様子が描かれている。日を含むアジアの3つの国と地域から選抜されたTWICEというグループの成り立ち同様、各国のクリエイターによる魅力的なコラボレーションの場となった今回のMV制作について、京極尚彦監督に聞いた。(杉山 仁) 「TWICEは“みんなに元気を与える存在”」 ――「Candy Pop」のMVはTWICEチームから京極さんに

    TWICE「Candy Pop」アニメMV制作秘話を京極尚彦監督が語る 「彼女たちに“ないもの”をあえて表現した」
  • 『シン・ゴジラ』脚本から見えた“もう一つの物語” 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』徹底考察

    第90回『キネマ旬報』ベストテンが1月10日に発表された。2016年の日映画ベストワンには『この世界の片隅に』(16年)が選出され、監督賞には同作を監督した片渕須直が選ばれた。ベスト2位に選出された『シン・ゴジラ』(16年)の庵野秀明監督は脚賞を受賞。片淵監督は『魔女の宅急便』(89年)で演出補を務め、庵野監督は『風の谷のナウシカ』(84年)の原画担当からプロとしてのキャリアをスタートさせたことで知られているが、奇しくも宮﨑駿と縁深い監督たちが、監督賞・脚賞を受賞したことになる。 さて、脚賞を受賞した『シン・ゴジラ』だが、昨年末に発売された製作資料集『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』(株式会社カラー)に脚が収録されたことで、活字で目にすることができるようになった。しかも、この大冊には関連の図版、関係者インタビューはもとより、複数の初期プロットから、準備稿、決定稿、完成した映画から

    『シン・ゴジラ』脚本から見えた“もう一つの物語” 『ジ・アート・オブ・シン・ゴジラ』徹底考察
  • 日本のアニメーションはキャズムを越え始めた 『君の名は。』『この世界の片隅に』から考察

    宮崎駿監督の長編引退宣言、そしてスタジオジブリ製作部門の休業によって、国民的なヒットメイカー不在の危惧がささやかれていた、日の劇場アニメーション。2016年から2017年にかけ、思いもよらないところから奇跡的な大ヒットを達成する作品が生まれた。 ひとつは『君の名は。』である。若い世代の観客を中心に一大ムーヴメントを起こし、急速に映画館が増え続けている中国などで、日映画興行収入の新記録を打ち立て、世界の興行収入の累計で宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』を抜き、日映画最大のヒット作とまでなった。 もうひとつは、『この世界の片隅に』だ。全国63館という公開規模から、熱狂的支持を得て口コミ、SNSなどによって公開館数を増やし、累計で200館以上にまで達するという偉業を達成、観客数はついに100万人を突破した。興行収入は10億円を突破、300億超えの『君の名は。』の規模とは比べにくいが、当初の状

    日本のアニメーションはキャズムを越え始めた 『君の名は。』『この世界の片隅に』から考察
    coldcup
    coldcup 2017/01/23
  • 初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明

    公開3週目を迎えても『シン・ゴジラ』の勢いは依然、衰えを見せない。IMAX、MX4D、通常上映と、毎回環境を変えて観ていたが、この原稿を理由にまた劇場に足を向けてしまった。高圧縮の情報量、現実の反映、オマージュ、トリヴィア、語られないまま終わった謎への解釈など、まるで20年前の『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ放送終了後から翌年の劇場版公開にかけての熱狂が再現されているようだ−−と言っては言いすぎだろうか。いずれにせよ、繰り返し観ることで細部を語る魅力が増す作品であることは間違いあるまい。 マイナスをプラスにさせる庵野秀明のアレンジ ここでは、〈庵野秀明にとってのゴジラ〉から話を始めてみたい。というのも、特撮好きなエヴァの監督というイメージから誤解されがちだが、これまで庵野はウルトラマンほどの熱狂をゴジラには見せていなかったからだ。『シン・ゴジラ』の原点となる第1作の『ゴジラ』(54

    初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明
    coldcup
    coldcup 2016/08/18
  • クラムボン・ミト×『アイマス』サウンドP内田哲也が語る、アイドルアニメ・ゲームに“豊潤な音楽”が生まれる背景 - Real Sound|リアルサウンド

    クラムボン・ミトによる、一線で活躍するアーティストから、その活動を支えるスタッフ、エンジニアまで、音楽に携わる様々な”玄人”とミトによるディープな対話を届ける対談連載『アジテーター・トークス』。先日公開した第一弾【クラムボン・ミト×大森靖子が考える、ポップミュージックの届け方「面白い人の球に当たりたい」】では、大森靖子とポップミュージックに対する考え方を語り合ってもらった。第二弾となる今回は、先日リリースしたシングル『THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 03 ハイファイ☆デイズ』がオリコン週間シングルランキングで1位を獲得するという快挙を成し遂げた、アイドル育成シュミレーションゲームアイドルマスター』シリーズの楽曲を手掛けるサウンドプロデューサー・内田哲也氏をゲストに迎えた。二人の関係性から、日コロムビア社ディレクター・柏谷

    クラムボン・ミト×『アイマス』サウンドP内田哲也が語る、アイドルアニメ・ゲームに“豊潤な音楽”が生まれる背景 - Real Sound|リアルサウンド
  • 初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論

    柴那典×さやわか 『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』刊行記念対談(前編) 2014.04.14 13:00 音楽ライターの柴那典氏が、初音ミクや同人音楽などボーカロイド文化の隆盛について、音楽史的な視点から考察した著書『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版)が4月3日に発売された。今回リアルサウンドでは、同氏が先日4月6日に五反田のゲンロンカフェで行った、物語評論家のさやわか氏とのトークセッション『★さやわか式☆現代文化論 第6回『初音ミクの真実!』さやわか×柴那典』の模様を取材。テレビとネットの境目で発生しているコンテンツの移り変わりや、同人即売会におけるCDの売れ行きなど、様々な話題を存分に語り合った。 「30代より上と10代前半でものすごい文化の断裂がある」(柴) さやわか:こののおかげで、初音ミクについてわざわざ説明しなくても「読んでおいてね」で済むようになったので、非

    初音ミクはいかにして真の文化となったか? 柴那典+さやわかが徹底討論
  • YouTube公式チャンネル普及の影響も? 最近のPVがシンプルになっている理由 - Real Sound|リアルサウンド

    ポップミュージックの新譜の宣伝には欠かせないプロモーションビデオ=PV。ある音楽番組関係者は、最近その内容に変化が生じていると指摘する。 PerfumeやサカナクションのPVのように、グループのコンセプトや曲のテーマを反映した、徹底して作り込まれたアート性の高い作品が登場する一方、音楽スタジオで演奏風景を撮影したり、ミュージシャンが街を歩きながら歌を口ずさむ様子を撮影した作品が増加し、全体としては簡素化の流れがあるというのだ。 そのような変化はなぜ起こっているのか。前述の音楽番組関係者が語る。 「背景のひとつには、MTVジャパンやスペースシャワーTVなどの放送系の音楽メディアで、最新のPVが以前ほど求められなくなったことが挙げられます。最近では主要レコード会社やアーティストのほとんどがYouTubeの公式チャンネルを持ち、視聴者は新しいPVをいつでも楽しめるようになりました。その結果、音楽

    YouTube公式チャンネル普及の影響も? 最近のPVがシンプルになっている理由 - Real Sound|リアルサウンド
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