内田樹に関するcoleoのブックマーク (2)

  • 格差社会って何だろう - 内田樹の研究室

    「格差社会」という言葉が繰り返し紙面に登場する。 格差がどんどん拡大しているから、これを何とかしなければならないという現実的な(あるいは非現実的な)さまざまの提言がなされている。 どなたも「格差がある」ということについてはご異論がないようである。 だが、私はこういう全員が当然のような顔をして採用している前提については一度疑ってみることを思考上の習慣にしている。 「格差」とは何のことなのか? メディアの論を徴する限りでは、これは「金」のことである。 平たく言えば年収のことである。 年収数億の人もいるし、数十万の人もいる。 とくに年収が低い階層のヴォリュームがこのところ急増している。 パラサイトシングルというのも、フリーター・ニートというのも、ネットカフェ難民というのも、過労死寸前サラリーマンも、要すれば「金がない」せいでそういう生活様態の選択を余儀なくされている。 そういう説明がなされている

  • ジニ係数って何? - 内田樹の研究室

    「所得格差が拡大」と朝刊の見出しにあった。 05年の所得再分配調査の結果が厚労省から発表された。 それによると、ジニ係数は前回調査(02年)より上昇し、過去最高となった。 ジニ係数というのは所得の均等度を示す数値で、どうやって算定するのか数式は知らないけれど、1が最高で0が最低。 1というのは1人の国民が国民所得をぜんぶ独占している状態を表し、0は全国民の所得がまったく同一の状態を表す。 それで日の場合、世帯単位の当初所得のジニ係数は0.5263。再分配所得(税や社会保障であれこれ手当をしたあと)のジニ係数は0.3873。 これだけでは何のことかよくわからない。 日の趨勢だけ見てみる。 1967年が当初所得が0.37,再分配が0.33,それから漸減(つまり均等化が進んで)。81 年が底で、0.35、0.31。それから上昇カーブになって、統計のいちばん新しい数値である99年で0.47,0

    coleo
    coleo 2007/09/01
    格差は幻想という「擁護」
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