今年の8月は本当に暑かったですね。しかも、新型コロナウイルス感染防止のために多くの方がマスクを着用されていて、例年以上に熱中症の危険性が高まっていました。 そんな8月、東京都江東区に住む75歳以上の高齢者全員のもとに1枚の「冷感タオル」が届けられました。 この冷感タオル配布は「高齢者のフレイル予防のために」と、江東区が3500万円の補正予算を組み実施した事業。フレイルとは「虚弱」という意味で、高齢者の身体的機能や認知機能の低下です。 ただ、この冷感タオル配布事業、調べれば調べる程に疑惑は深まっていくばかりです。 対象者が75歳以上の高齢者の方だけですので、江東区民でも存在すら知らない人がたくさんいます。そして知っている人でも「税金の無駄っぽいけどたいした額じゃないし、危ないものを配った訳でもないんだから、そんなに噛みつくような話なの?」という反応が多いです。 だからこそ知ってほしいのです。