鬼滅の刃、単行本全23巻を読みました。劇場版・無限列車編を見て以来、鬼滅の世界観にはまり周辺部を調べてみると、この作品にヒントを与えたであろう実際の事件に行き当たりました。もちろん作品は、フィクションとの断りがありますから、これから述べる事は私の勝手な推測にすぎません。しかしその事件が大正年間に起きたこと、そして炭治郎の父が9尺(2.7メートル)の巨大なクマと闘ったこと、また、先日発売された鬼滅の刃・外伝には「穴持たず」のクマが登場することなどから、作品のモチーフになった可能性はかなり高いと思っています。 では、その事件とは何か。それは大正4年(1915)12月9日に北海道苫前町三毛別(さんけべつ)で起きた、三毛別羆(ヒグマ)事件です。 先日の記事で、今年はクマの出没が多いこと、また近年「穴持たず」と呼ばれる冬でも冬眠(冬ごもり)しないクマが増えていることを書きました。(参照 前回記事)