せきの診断のためには,どのくらい咳が続いているかがひとつの目安になります。持続期間により次のように分けられます。ただし慢性の咳嗽も,急性の時期はあるので,当初からそれらの可能性も考えておく必要はあります(最初から明らかにヒューヒューゼーゼーといった喘息の症状もあればこれは当然喘息ということになりまずが,ここではそのような明らかな病気がわかっている場合を除きます)。咳嗽の持続期間の分類は日米では違いはありません。 以下のように分類します。 急性:3週間未満 亜急性:3〜8週間 慢性:8週間以上持続 ここからは咳嗽の持続期間ごとの疾患について説明していきます。アメリカのガイドラインのほうがすっきりしていますので,そちらに沿って解説します。ところどころに日本特有の疾患も含めていきます。 急性咳嗽を診断するためには,まず経験的なアプローチを行います。いろいろな疾患の可能性を考えて,
" 米国胸部専門医学会が咳のガイドラインを改訂 CHEST誌収載。 Chest.(http://www.chestjournal.org/) 2006;129:1-25 (medscapeから):原文入手後修正予定 日本でも、呼吸器学会で昨秋発表されたばかりだが・・・(最下段参照) http://www.jrs.or.jp/member/iinkai/gaisou.html いくつかポイントがあるようである。 ─────────────────────────────────────────────── 1)診断名の差し替え ・「後鼻漏症候群(postnasal drip syndrome)」→「上気道咳症候群(upper airway cough syndrome)」 ・「特発性咳(idiopathic cough)」→「原因不明の咳(unexplained cough)」 後鼻漏症候群
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く