世界保健機関(WHO)の総会で「アルコールの有害な使用を減らすための世界戦略」が採択された。対策の例として、酒の安売りや飲み放題、広告を規制することなどが挙がっている。日本で「飲み放題」が消える日は来るのだろうか。 同戦略は、WHO総会で2003年に採択された、国際条約である「たばこ規制枠組条約」とは異なり、拘束力はない。今後各国が事情に合わせて具体的政策を検討することになる。2010年5月20日、スイスで開かれた総会の委員会で全会一致で採択された。 ビール酒造組合などCM自主規制 ビール酒造組合(東京)は早速サイトでコメントを公表した。「本戦略はアルコールの『有害な』使用の低減に向け、有効かつ実効性の高いものと考えます」と評価している。 「同戦略に則り「『有害な』使用の低減に向け、引き続き鋭意活動してまいります」 同組合などは、すでに規制強化の流れを見越し、CM自粛枠の拡大などの方針を公