平成24年2月6日 (照会先) ・健康局総務課生活習慣病対策室 室長補佐 三田(内線2348) ・健康局総務課保健指導室 保健指導専門官 畑農(内線2398) 代表 03-5253-1111
厚生労働省は27日、厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会に、ワクチン接種に伴う副反応報告制度の見直しの方向性(案)を提示した。医療機関が市町村に対して行っている定期接種の副反応報告の提出先を国に移行することで、予防接種制度上の副反応報告と薬事法上の副作用報告を一元化することなどが柱。 現行制度では、定期接種のワクチンで副反応が起きた場合、予防接種法上の副反応報告(医療機関から市区町村)と、薬事法上の副作用報告(医療機関から厚労省)で、報告ルートが異なっている。そのため、医療機関は、副反応と副作用を二重に報告する必要があり、事務が繁雑になるなどの問題があった。 これを受け厚労省は、予防接種法上の副反応報告ルートと薬事法上の副作用報告ルートを国に一元化することで、医療機関による副反応と副作用の二重報告の手間を省く見直し案を示した。 副反応・副作用報告の一元化には、予防接種制度と薬事法の一体的
厚生労働省がまとめた速報値で、2011年の新規エイズ患者報告は467件で過去2番目に多かったことが分かった。確定値では最多だった10年の469件を抜く可能性もある。新規HIV感染者報告は1019件で、患者と感染者を合わせた新規報告数は過去4番目に多い1486件だった。 患者報告は、HIV感染を知らずにエイズを発症してから罹患が判明したケースが対象で、感染と合わせ新規報告に占める割合がここ3年間は増加している。同省のエイズ動向委員会のは、「検査が未だ十分行き届いていないことが示唆される。国民は積極的に検査を受けて欲しい」とHIV感染段階での早期発見を促す委員長コメントを発している。
厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は24日、2型糖尿病の治療に用いるGLP-1受容体作動薬としては初の週1回投与製剤となる日本イーライリリーのビデュリオンや、アステラス製薬の高リン血症治療薬キックリン、協和発酵キリンのパーキンソン病治療薬アポカイン、フェリング・ファーマの夜尿症治療薬ミニリンメルトの4件の製造販売承認の可否について審議し、承認を了承した。 ビデュリオンは、日本イーライリリーが発売している一日2回投与のGLP-1受容体作動薬バイエッタの徐放製剤。このほかの国内のGLP-1受容体作動薬としては、ノボノルディスクファーマのビクトーザ(一日1回投与)がある。 キックリンの適応症は「透析中の慢性腎不全患者における高リン血症の改善」。厚労省によると、腎不全の患者はリンの排泄ができず、体内でリンの濃度が上がってしまうが、同薬はリンに吸着・結合することで、これを低下させる働
コウモリに感染する新種のインフルエンザウイルスを米疾病対策センター(CDC)の研究チームが発見し、米科学アカデミー紀要電子版に27日、発表した。 人には感染しにくいと考えられるが、研究チームは「他の種類のインフルエンザウイルスと交雑して変異し、人や動物の間で大流行する恐れもある」として、監視強化を呼び掛けている。 チームは、2009年と10年に中米グアテマラに生息する約300匹を調査。果物を主食とする3匹からウイルスを検出した。 インフルエンザウイルスは遺伝子の特徴からさまざまな種類に分類され、これまで人やブタ、鳥のほか、イヌやウマ、アザラシ、クジラでも感染が報告されている。 今回のコウモリのウイルスは、表面のタンパク質をつくる遺伝子の特徴が、これまでに発見されたものとは大きく異なるという。(共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く